薬局の販売方法 OTC、特定販売、零売など

query_builder 2020/07/14
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さわき薬局は保険調剤薬局ですが、ドラッグストアと保険調剤薬局の違いはご存知でしょうか。
ドラッグストアは薬店を英語にしたものですね。薬局はファーマシーですね。ドラッグストアは薬局と区別がつくように、○○薬局と名乗ることができません。
ドラッグストアは調剤をしていませんので必ずしも薬剤師を配置しなくても良いです。
薬剤師を配置しないのデメリットは第一類医薬品を販売することができなくなります。薬剤師の代わりに登録販売者が第二類医薬品、第三類医薬品を販売しています。

一方薬局は必ず薬剤師が配置されていて処方箋に基づく調剤をすることができます。
まとめますと、調剤行為があるかないかの違いが薬局とドラッグストアにはあります。

ところで薬局とドラッグストアの共通点は対面販売という点がありますが、通販だとどのような位置づけになるでしょうか。
通信販売やネット販売のことを特定販売といいます。特定販売をするには保健所等の許可が必要になります。
許可に必要な要件に実店舗が存在すること、在庫はその店舗に存在することなどがあり、第一類医薬品、第二類医薬品などの区分に応じて薬剤師、登録販売者が必要になります。

あと、険に基づく調剤と保険に基づかない調剤、処方箋に基づく調剤と処方箋に基づかない調剤があるのをご存知でしょうか。
保険に基づく調剤は一般的な保険調剤薬局の行っている業務ですね。保険証を持って保険医療機関に行って処方箋をもらって処方箋を持っていき処方薬をもらう。保険によってかかる医療費の負担割合が3割から1割、状況によって全額保険が負担してくれる制度ですね。
一方の保険に基づかない調剤は自己負担が100%のものですね。保険外のものです。ED治療薬など該当するものは保険適応外なので処方箋をもらって薬局、もしくは医院でお薬をもらいます。

最後に処方箋に基づく調剤と処方箋に基づかない調剤です。医療用医薬品には処方箋医薬品とそれ以外の医療用医薬品と分類が分けられています。
処方箋医薬品は処方箋がないと調剤することのできない医薬品のことです。時々違反をして逮捕されるニュースを見たことがあるかもしれません。処方箋医薬品は降圧薬、糖尿病薬、抗菌薬などの人体に及ぼす効果が高い医薬品に定められています。
そしてそれ以外の医療用医薬品は処方箋がなくとも販売することができます。OTC医薬品として市販されているものでも医療用医薬品として存在するものがありますね。
医療用医薬品を処方箋なしで販売するという販売方法を零売と呼びます。もともと零売には小分け、という意味が含まれています。この零売は緊急時に限り患者が必要な量を小分けするという方法になります。この方法には保険を使うことはできません。

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