低気圧の頭痛に使う漢方薬

query_builder 2020/07/13
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さわき薬局にある漢方薬を紹介します。
今は梅雨の時期、全国的に大雨が続いていますね。雨の降り始める前に頭痛が引き起こされる人は多いですね。
そこで今回のテーマは低気圧の頭痛によく使う漢方薬です。
それは五苓散です。

五苓散は低気圧の頭痛に効くとされています。その他には二日酔いや慢性的な頭痛、吐き気、水溶性下痢、急性胃腸炎、むくみ、めまいなどでノロウイルスに感染したときにも使われます。
五苓散は構成生薬がタクシャ、チョレイ、ソウジュツ、ブクリョウ、ケイヒの5種で構成されています。
五苓散には体内の水分量を調節する効果があります。五苓散はアクアポリンと呼ばれる水分子のみを通す膜タンパク質に作用して体内の水分バランスが多すぎた場合は減らし、少なければ補うように働くとされています。
漢方薬といえば味が苦く飲みにくいイメージがありますが、五苓散はバサバサしているものの味は飲みやすいです。

雨の前に頭痛が起きる要因として、気圧の変動があるとされています。低気圧になるとミクロな浮腫が脳内で起こることで締め付けられるような頭痛となると考えられていますが、五苓散は浮腫を改善する効果がありますので、この頭痛に効果があると考えられます。

中医学での考え方では、五苓散は「気血水」と呼ばれる3要素の中で、水が滞る水滞という状態によって引き起こされる不調を改善する薬として位置づけられています。

漢方薬は体質改善に使われることが多いのですぐには効果が出てこないと思われがちですが、この五苓散は効果が現れるまでの時間は早いです。
低気圧の頭痛に悩まれている方は一度ご相談ください。

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